今日からビッグサイトで開催されているウェアラブルEXPO。
ウェアラブル端末の展示会で、今年が2回目とのことです。
ウェアラブル素人ながら、早速、レポートしたいと思います。
ウェアラブル端末は、2年前にグーグルグラスが発表されたころから気になり始め、
今回、知人からの紹介もあり参加してきました。
といっても、今のところウェアラブルな端末は何一つ持っていませんので、
ウェアラブル素人的な視点でレポートしたいと思います。
ウェアラブルEXPO イベントレポート
イベント初日の午前中のせいか、凄い数の人で溢れていました。
(画像には写っていませんが)
ん~、熱気を感じます。
TOSHIBAブース
まず最初は、何かと話題のTOSHIBAブース 。
ひときわ大きなブースで、端末の体験コーナーもあり、一番賑わっていた気がします。
メイン商品は、
Wearvue(ウェアビュー) TG-1
画像に写っているものです。
眼鏡型の端末で、倉庫などでの作業時に手順やチェックリストをレンズに表示し、
ハンズフリーでの作業が可能になるとのこと。BtoB向けの作業補助型端末です。
体験コーナーには順番を待つ列ができていました。私は時間がないのでパスです。
※2016.2/23追記
報道によると、東芝は2月22日メガネ型ウェアラブル端末「Wearvue<ウェアビュー> TG-1」の開発と発売を中止すると発表したとのこと。「新生東芝アクションプラン」における経営施策である「事業ポートフォリオ及び事業運営体制の見直し」の一環として決定、というのが理由のようです。
brotherブース
続いて、brotherブースです。
こちらのブースも賑わっていました。
メイン商品は、
AiRScouter(エアスカウター)
ヘッドマウント型の端末で、液晶パネルに映像を表示し、部品の組立作業などをサポート
する端末のようです。こちらも、BtoB向けの作業補助型端末。
先ほどの、Wearvue(ウェアビュー) TG-1 と似たような商品ですが、
うりは、防塵・防水・耐衝撃性能とのことで、水洗いもできるみたいです。
気になったブース ~リアルデザイン~
次は、私が気になったブース。
リアルデザインという、体の動きを捕捉するセンサーの会社のブース。
スイムキャップや、自転車のヘルメットに端末を埋め込むことで、
心拍数や、スイムのストローク、ペダル回転数などを計測できるようです。
商品化はまだ少し先(1年後くらい)のようですが、
トライアスリートの私としてはかなり気になる端末です。
ウェアラブル端末以外でも
なお、このような企業も出展していました。
アイヴィジットという人材派遣の会社です。
技術が求められる現場と社内の技術者を、ウェアラブルカメラを付けた派遣スタッフ
がつなぐという、端末を介した技術作業のアウトソーシングの会社です。
他社との差別化や、スタッフ教育の問題など気になりましたが、
人材不足の日本には必要なサービスなのかもしれません。
ミッションインポッシブル!? なブース
手のジェスチャーでディスプレイの映像を操作できる端末も出展されていました。
(写真は端末に夢中で取り忘れました(笑))
ブリリアントサービスという会社のmirama(ミラマ)という商品です。
体験させてもらいましたが、まさに映画ミッションインポッシブルの世界でした。
(バーチャル空間に映し出された映像を、手でシュッシュと動かすアレです)
終わりに
全体的な印象としては、工場などでの作業補助型の端末が目立っていたように感じました。今後は人工知能なども備わり、さらなる進化を遂げていくことと思います。
機械(ロボット)との共同と捉えればいいのでしょうが、機械が判断し人間はその指示に従うだけ、というような事態は避けたいところです。
ウェアラブル端末による人間のロボット化と、人工知能によるロボットの人間化。
これらテクノロジーの進化で、人間とロボットの境界が曖昧になると言われていますが、
その境界線にこそ、付加価値の高いビジネスが埋もれていると思います。
ただ、良い面・悪い面を含め、人間らしさがなくなってしまうのは寂しい気がしますね。
テクノロジーの進化で便利な世の中になることを期待しつつも、
あれやこれやと、自分でもがき・考えられる今が、一番いい時代なのでは・・、
とあらためて思った展示会でした。
開催は、1/15(金)17時まで。興味のある方は是非!