何に学ぶか? 歴史・学問、経験・体験

私には7歳と4歳二人の子供がいますが、今年からお年玉を渡すことにしました。

もともと私たち親からはあげておらず、彼らの祖父・祖母からもらったお年玉も、
子供貯金に回していましたが、今年からその一部を渡すことにしました。

7歳の長男に500円、4歳の二男に300円。

お年玉に限らずお小遣いもそうですが、お金を渡すのは何歳からが適当か、
また一般的かについては、それまで特に考えたことはありませんでした。

 

お金を渡すことにした理由

今回渡すことにしたのは次の理由からです。

1.長男がお金に興味を持ち始めた

2.算数の勉強になる

3.お金の使い方を学んで欲しい

1と2はさておき、3についてですが、

端的に言えば、使わなければ使い方もわからない、
数字が数えられるなら渡してもいいのでは、との思いからです。

案の定といいますか、早速あれやこれやと細々と買い物をしています。
そのなかには、そんなもの今さら買ってどうするんだ、もう既に「卒業」したおもちゃでは?といったものもありますが、最後は彼らの意思に委ねることにしています。

もちろん使い方のアドバイスはしますが、子供がお金を持つようになれば、使いたくなるのは当然のことと思いますし、私もまさにそうでした。

 

低学年で豪遊!?

小学校の低学年の頃、お年玉としてもらった1,000円を1日でほぼ全て使い切ってしまい、親に叱られた苦い思い出があります。

友達だけで初めて電車に乗り、駄菓子屋のようなお店で、お菓子やゲームにつぎ込み、わけもわからないまま「豪遊」してしまいました。(現代の金銭感覚とは違うと思いますが・・)

その後、親からは使いみちについてこと細かく書かされたものの、当然計算は合わず、四苦八苦したことは今でもよく覚えています。

子供たちもこれから相当無駄遣いをするでしょう。

ただそれは、あくまでも大人からの視点で、少なくとも買い物をする時点の彼らにとっては、有用な等価交換なのだと思います。私たちが無駄だと思えるのは、散々無駄遣いをしてきたからでしょう。

よって、彼らの意思・価値観を尊重したいと思います。

 

何に学ぶか?

子供のお金の使い方の話しから少し飛躍しますが、

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、という言葉があります。

私はどちらかというと「愚者」に入ってしまうのですが、人生に致命的なダメージがなければ、何事も最後は自分で経験・体験するのが一番だと思っています。

その一方で、

学問なき経験は、経験なき学問に勝る

何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない

前段はイギリスのことわざで、後段はアインシュタインの格言。
いずれも私の好きな言葉です。

私自身もお金の使い方(投資という表現が適当でしょう)に限らず、
様々なことにチャレンジし続けようと思います。