サーフィンを始めて約21年。
未だに飽きずに続けている理由について考えてみました。
(真剣に考察しているわけではありませんので、お気楽にお読みください(笑))
サーフィン・デビュー
サーフィンを始めたのはちょうど二十歳。
夏の鵠沼海岸でのレンタル・サーフボードからでした。
近くのサーフショップで、目についたショートボードを借り、
友人2名とともにデビューを果たしました。
皆初めてでしたが、お金もないのでスクールには入らず、
全くもって勝手のわからないまま、
やみくもに波と戯れていた状態だったと思います。
若さゆえの、いわゆるノリというものですね。
当然、サーフボードに立って乗ることはできませんでしたが、
腹這いの状態のまま波に押され初めて進んだときは、
何とも言えない気持ち良さがあったことを覚えています。
これを機にサーフィンを始め、
その後何回か通ったところでようやく立って乗れるようになり、
少しずつ上手くなるにつれ、どっぷりとハマっていきました。
ただ、誰に教わるわけでもなく、通っていた海も穏やかな神奈川の
平塚方面(花水川の河口辺り)で、波のない日も結構ありましたので、
ほんとに少しずつしか上達しませんでしたが・・。
というよりは、私の探求心の低さが問題だと思います。
何事も環境を理由にしては向上はありませんからね。(-_-;)
サーフィンを続ける3つの理由
始めてから21年が経ち、今では体力の低下に加え、海に行く回数もかなり減りました。
サーフィンのレベルは現状維持がいいところですが、未だに続けている理由は次の3つです。
1.波に乗ること自体の楽しさ
波に乗っている感覚は、何にも例えようがありません。
あえて言葉にすると「浮いて滑っているような感じ」でしょうか。
フワフワっ!?としたような感じで、
全てのサーファーが、初めて波に乗った時の感覚・感動を一生忘れない、
と言われているほどです。(「全ての」は、さすがに言い過ぎと思いますが・・)
2.自然の中での解放感と一体感
ありのままの自然の中に身を置くことの解放感は格別です。
ある種の「現実逃避」ができ、これぞリフレッシュ!といった感じです。
また、海から送り出される波に乗ることで、自然との一体感を味わえます。
しかし、低気圧の通過などにより海が荒れているときは、
ただただ自然の恐ろしさと、全くと言っていいほどの人間の無力さを
強烈なまでに植えつけられます。
こんな時に「一体感」を味わおうとしたら、命がいくつあっても足りません。(笑)
3.人とのつながり
気の合う仲間とのサーフィンは、海での時間を一層楽しいものにしてくれます。
波のコンディションが悪くても、また雨が降っていても、
仲間がいればテンションを落とさず楽しめます。
また、海外などの旅先での現地の人(ローカル)や、
他のツーリストとのつながりは、
旅をより豊かなものにしてくれます。
これはサーフィンに限らず、どんなことでも一緒ですね。
楽しいことばかりではない
ここまで良いことばかり記載しましたが、
もちろん、楽しいだけのサーフィン・ライフではありません。
サーフィンは波があってのものですが、
良い波ほど、我先にとサーファー同士で奪い合いになるケースが多くなります。
そのため、海の中でいざこざが起こることも珍しくありません。
サーフィンの難しい部分であり、
少なくない人が、サーフィンから遠ざかる理由でもあります。
このほか、サーフィンを続けることによる体へのダメージもあります。
腰痛のほか、冬の寒さで耳の穴が塞がってしまうサーファーズ・イヤーに、
肩が上がらなくなるサーファーズ・ショルダーと呼ばれるものなどです。
これらの好ましくない面に関しては、
私の実体験に基づき、また何かの機会に記載したいと思います。(笑)
下の動画は、ここ数日、全世界のサーフィン界で最もホットな動画です。
ケリー・スレーターという、サーフィン界のマイケルジョーダン的な
天才サーファーが開発した人工の波で、彼のライディングも見れます。